📍 はたらく階段|STEP 1
この記事は、札幌市東区の就労継続支援A型事業所ネクサスリンクが、A型事業所から就職までに身につけたいことをまとめたシリーズの1本です。順番や、いま自分がどの段にいるかはシリーズの目次と読み方をご覧ください。全部読まなくて大丈夫です。
今日、布団の中でこれを開いた方もいると思うので、先に3行だけ書いておきます。
- 電話しなくて大丈夫です。ネクサスリンクは、チャットにメッセージを送るだけです。
- 送る時間は通所前が基本ですが、間に合わなくても大丈夫です。動けるようになってからで構いません。
- 理由は「体調不良」で足ります。それ以上、説明しなくて構いません。
体調不良のため、本日お休みします。
送り先は職員だけが見られる専用の日報で、他の利用者さんに知られることはありません。返事は職員からします。電話がかかってくることもありません。
つまり、上の文をコピーして送れば、今日はそれで終わりです。ここで閉じてもらっても構いません。
以下は、場面ごとの文例と、送るのがしんどいときの工夫です。読むのは、気が向いたときで大丈夫です。
そのままコピーして使える文例

考えて書こうとすると、それだけで疲れます。全部そのまま使ってください。
今日、休むとき
体調不良のため、本日お休みします。
文章を組み立てるのもしんどい日は、「今日は行けません」だけでも通じます。
遅れるとき
体調不良のため、今日は遅れて向かいます。
時間は書かなくて大丈夫です。「11時ごろ」と書くと、それが約束になってしまいます。その時間に間に合わなかったら、また連絡しなければならない。そう思うと送れなくなるので、最初から書かないほうが楽です。
途中でしんどくなって、早退したいとき
体調が悪くなってきたので、今日は早退します。
お伺いを立てる形にしなくて大丈夫です。「させてください」と書くと、断られたときのことを考えて出せなくなります。事実を伝えるだけで通ります。
同じ建物の中にいても、チャットで構いません。席を立って言いに行くのがしんどい日は、それでいいです。限界まで我慢してから言う必要もありません。早めに切り上げたほうが、翌日に残りにくくなります。
昨日、連絡できなかったとき
今日は行けそうなら、こう送れば足ります。
昨日は連絡できませんでした。体調を崩していました。今日は行けそうです。
そして、たぶんこちらのほうが多いと思います。黙って休んだ翌日に、今日も行けないとき。
昨日は連絡できませんでした。体調が戻らないので、今日もお休みします。
これで足ります。謝罪の言葉は入れていません。入れたい方は入れてもかまいませんが、なくても失礼にはなりません。「なぜ連絡できなかったのか」も説明しなくて大丈夫です。そこを書こうとすると、たいてい手が止まります。
何日か続けて休んでいて、連絡しづらくなったとき
いちばん送りにくいのが、これだと思います。
お休みが続いてしまっています。まだ体調が戻らないので、もう少しお休みさせてください。
「今週まで」「来週から行きます」と期間を書かなくて大丈夫です。分からないなら「まだ分かりません」で構いません。いつ戻れるか約束できないから送れない、というのがいちばんつらい行き止まりなので、そこは外してあります。
それから、体調が戻らない状態が続いているときは、主治医の先生にも話してみてください。薬の調整で楽になることもあります。通う時間や仕事の内容そのものも、サービス管理責任者(サビ管)と相談して変えられます。ひとりで持ちこたえる話ではありません。
起きられた日に、貼っておく
ひとつ、やっておくと効くことがあります。上の文をスマホのメモに貼っておくことです。
しんどい日にいちばん重いのは、送信そのものより「なんて書こう」と考える時間です。先に文を用意しておけば、その日はコピーして貼るだけで済みます。よく使うなら、スマホの単語登録に入れておくのも手です。
調子が上向いている必要はありません。起きられた日に、5分だけ。それで、動けない日の自分をひとつ助けておけます。前回の記事に書いた「仕組みで受け止める」の、いちばん小さい実例です。
電話しなくて大丈夫です。送ったあとも、何も起きません
休む連絡と聞くと、多くの方が電話を思い浮かべると思います。「出た人になんて言おう」「声が震えたらどうしよう」「折り返しが来たら出られない」。それが怖くて、連絡そのものができなくなる。これはとてもよくある話です。
ネクサスリンクには専用のチャット(Chatwork というビジネス用のチャットツール)があります。休みの連絡は、そこにメッセージを送るだけです。電話をかける必要はありませんし、声を出す必要もありません。
送り先は、職員だけが見る場所です
送るのは、職員だけが見られる専用の日報です。他の利用者さんに知られることはありません。
「休みます」と書いたことが、みんなの見えるところに残るのではないか。そう思うと送れなくなりますが、その心配は要りません。読むのは職員だけです。
送ったあと、あなたがすることはありません
送信ボタンの向こう側で何が起きるか分からないと、押せないものです。だから、そこも書いておきます。
- 返事は職員からします。届いたかどうかを気にして待っていなくて大丈夫です
- 電話がかかってくることはありません。やり取りは、メッセージの中だけで終わります
- 理由を掘り下げて聞かれることもありません。「本当に体調が悪いのか」を確かめるための連絡ではないからです
- 返信を返さなければいけない決まりもありません。送りっぱなしで大丈夫です
電話が苦手な方にとっては、ここがいちばん違うところだと思います。相手が出るのを待たなくていい。言葉に詰まっても書き直せる。その場で理由を追いかけられることがない。送ったあと、着信に身構えなくていい。
連絡の方法は、事業所によって違います。電話が原則のところもあります。いま別の事業所に通っている方は、この記事の内容をそのまま当てはめず、自分のところのやり方を確認してみてください。ここに書いてあるのは、あくまでネクサスリンクの場合です。
送る時間は、通所前が基本。でも、間に合わなくても大丈夫
ネクサスリンクの勤務は平日9:30からです。休むと決まっているなら、通所前に送るのが基本になります。早く送っておくほど、その日ずっと「まだ連絡してない」を抱えたまま過ごさずに済みます。
ただ、ここからが本題です。
寝坊してしまった。起き上がれなかった。気づいたら昼だった。——そういう日は、連絡できるタイミングで構いません。
いちばん避けたいのは、「もう時間を過ぎてしまったから、今さら言えない」と固まって、その日ずっと連絡できないまま終わることです。遅れて送っても、書く内容は変わりません。時間が過ぎたぶんの言い訳を足す必要もありません。
体調不良のため、本日お休みします。連絡が遅くなりました。
これで十分です。時間を気にして送れなくなるくらいなら、遅くてもいいので送ってしまったほうが、あなたの気持ちがずっと楽になります。
理由は「体調不良」で足ります

連絡が書けない理由の多くは、「どこまで説明すれば納得してもらえるか」を考えてしまうところにあります。
結論から言うと、「体調不良」の4文字で足ります。診断名も、症状も、昨日何があったかも、書かなくて構いません。
詳しく書いても、短く書いても、こちらの受け取り方は変わりません。むしろ、細かく説明された連絡ほど、書いた本人が苦しくなっているのが伝わってきます。
「熱はないのに休むのは書きづらい」と思う方へ
ここでつまずく方が、とても多いです。
熱がない。咳も出ていない。でも起き上がれない。だから「体調不良」と書いていいのか分からなくなる。ここで手が止まります。
書いて大丈夫です。気持ちが動かないのも、体が動かないのも、体調のうちです。「なんとなく無理」も、そのまま体調不良のうちに入ります。
体調の波そのものについては、前回の記事「体調には波があって当たり前」に書いています。
送れなかった日があっても、次の1回から
ここまで読んで、「じゃあ今まで連絡できなかった自分は何だったんだ」と思った方がいるかもしれません。
そこは、そのままにしておいて大丈夫です。過去のぶんを取り返す必要はありません。
連絡は、うまくなるものではなくて、ハードルを下げるものだと思っています。電話じゃなくていい。時間を過ぎてもいい。理由は4文字でいい。文が書けなければコピーでいい。これだけ下げても送れない日はありますが、そのときはまた次の1回からです。
ネクサスリンクは札幌市東区・地下鉄東豊線「東区役所前駅」ほぼ直結の就労継続支援A型事業所です。勤務時間は基本9:30〜15:00です。仕事の内容は相談して決められます。見学だけでも構いません。
最後に
今日が休む日だったなら、上の文をコピーして送って、あとはゆっくり休んでください。
それだけで、今日やるべきことは終わりです。
見学・体験のお問い合わせ


見学だけ、話を聞くだけでも構いません。
日程が決まっていなくても、お申し込みいただけます(下の日付は空欄のままで送れます)。
体験の日は、日替わりランチ(ふだんは200円)を無料で召し上がっていただけます。
札幌市東区の就労継続支援A型事業所ネクサスリンク
































