結論を3行で
1. 札幌の就労継続支援A型の利用料は、生活保護・市町村民税非課税世帯なら0円。利用者の約9割が無料で利用しています。
2. 課税世帯は自己負担が出ますが、通所は月4,600円が上限。18歳以上は本人と配偶者の収入だけで決まり、親の収入は関係ありません。
3. 利用料そのものは事業所で差がありません。差が出るのは昼食代・交通費などの実費。ここは事業所ごとに違うので見学で確認しましょう。
就労継続支援A型の利用料は、札幌でも多くの方が無料です。生活保護・市町村民税非課税世帯は負担上限月額が0円で、利用者の約9割が該当します。課税世帯でも通所は月4,600円が上限。18歳以上は本人と配偶者の収入だけで決まり、親の収入は関係ありません。
「働きたいけれど、A型事業所に通うとお金を取られるの?」「無料って聞いたけど本当?」——札幌で就労継続支援A型を探していると、お金の不安はどうしても出てきますよね。ここでは、利用料が無料になる仕組みと、逆に自己負担が出るケース、そして見落としがちな実費まで、当事者の目線でやさしく整理します。
就労継続支援A型の利用料が札幌で「基本無料」なのは本当?

結論から言うと、本当です。ただし「全員が完全に0円」ではなく、大多数の方が無料という意味です。
利用料は「応能負担」── 収入に応じて決まる
就労継続支援A型は、障害者総合支援法にもとづく公的な福祉サービスです。費用の9割を国・北海道・札幌市が負担し、残りを利用者が負担する仕組みですが、その負担には世帯収入に応じた上限が決められています。これを応能負担といいます。収入が少ない方ほど負担が軽くなり、生活保護や非課税世帯は上限が0円になります。
そもそもA型は雇用契約を結んで給料をもらいながら働く場所です。利用者がお金を払って働く、という仕組みではないので安心してください。
「有料になる」のは2つのパターンだけ
無料が基本とはいえ、お金がかかる場面はあります。大事なのは、それが次の2つに分かれることです。①課税世帯は利用料の自己負担が出る(これは制度で一律に決まり、事業所による差はありません)。②昼食代・交通費などの実費(これは事業所ごとに違います)。この2つを分けて理解すると、お金の見通しがはっきりします。次の章から順番に見ていきましょう。
【早見表】札幌のA型事業所の利用料・負担上限月額
利用料の自己負担は、世帯の所得区分で決まります。札幌でも全国共通の基準です。
| 所得区分 | 対象 | 負担上限月額 |
|---|---|---|
| 生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
| 低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割28万円未満・通所) | 4,600円 |
| 一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
利用者の約9割は0円で利用している
生活保護と低所得(非課税世帯)を合わせると、障害福祉サービス利用者の約9割を占めるといわれます。つまり実際にはほとんどの方が0円で通っている、というのが札幌の実情です。障害年金で暮らしている方や、これまで収入が少なかった方の多くは、この0円の区分に入ります。
自己負担が出るのは課税世帯(一般1・一般2)
一方で、世帯に一定以上の収入がある場合は自己負担が発生します。通所のA型なら多くが一般1で月4,600円が上限です。上限額なので、月にどれだけ通っても、それ以上は請求されません。なおA型で受け取れる時給・最低賃金のほうが利用料よりずっと大きいため、働いて赤字になることは基本的にありません。
利用料を決める「世帯の範囲」── 親の収入は関係ない

ここが多くの方が誤解しているポイントです。「実家暮らしだから、親の年収で利用料が上がるのでは?」と心配する方がとても多いのですが、答えはいいえです。
18歳以上は「本人と配偶者」だけで判定
障害福祉サービスでは、利用料を決める「世帯」の範囲が、18歳以上の場合は本人と配偶者のみと定められています。親や兄弟の収入は含まれません。
つまり、親と同居していても、配偶者がいなければ判定されるのは自分自身の収入だけ。障害年金や少しの工賃で暮らしている方なら、ほとんどが非課税世帯にあたり、利用料は0円になります。「親に負担をかけてしまう」という心配は、利用料に関しては不要です。
利用料以外にかかるお金 ── 昼食代・交通費は事業所で差がある

ここが先ほどの「②実費」のパートです。利用料(サービス料)は制度で一律ですが、昼食代・交通費・教材費などの実費は事業所ごとにバラバラです。だから「利用料無料」とうたっていても、実費で意外とお金がかかる事業所もあります。
見学では「実費」を必ず確認する
昼食代を取る事業所・取らない事業所、送迎費がかかる事業所、教材費やイベント費を集める事業所——ここは本当に差が出ます。無料という言葉だけで判断せず、見学のときに「利用料以外にかかるお金はありますか?」と必ず聞くことをおすすめします。毎日のことなので、実費の差は1年で大きな金額になります。
食費の減免・高額障害福祉サービス費という制度もある
実費のうち食費には、所得に応じた食費の減免が使える場合があります。また、医療や介護など複数のサービスを併用して負担が一定額を超えたときは、高額障害福祉サービス費として払い戻される仕組みもあります。A型で働きながらの一人暮らしの生活費をシミュレーションした記事もあわせて参考にしてください。
ネクサスリンクは実費も最小限
当事業所では、まかないランチを200円で提供しているほか、地下鉄東豊線「東区役所前駅」直結という立地で交通費や通所の負担も抑えられます。「利用料が無料」なだけでなく、毎日かかる実費まで小さいかどうか——そこまで見て選ぶと、長く続けやすくなります。
札幌で利用料の手続き ── 受給者証の申請の流れ

A型を利用するには、お住まいの区の窓口で障害福祉サービス受給者証を申請します。利用料の自己負担額(負担上限月額)も、このときに決まります。
札幌市の場合、お住まいの区役所の保健福祉課(障がい福祉担当)に相談し、サービス等利用計画の作成を経て受給者証が交付される流れです。くわしい費用負担の仕組みは、札幌市の公式ページでも確認できます。手続きが不安な方は、見学のときにスタッフが一緒に流れを整理しますので、気軽に相談してください。
札幌のA型事業所は「無料+実費も最小」で選ぶ
ここまで見てきたとおり、利用料そのものはどの事業所でも基本は無料(または同じ自己負担上限)です。だからこそ、選ぶときの差は「実費の小ささ」と「働いて得られるもの」に出ます。
時給や仕事内容、通いやすさ、そして昼食代・交通費といった日々の実費——これらを総合して見ることが大切です。札幌のA型事業所一覧と選び方や、ネクサスリンクの給料・労働条件もあわせて見ると、お金の全体像がつかめます。気になることがあれば、まずは見学・体験でお金の話も遠慮なく聞いてください。
就労継続支援A型の利用料に関するよくある質問
A型事業所の利用料は本当に無料ですか?
生活保護・市町村民税非課税世帯なら負担上限月額が0円で、利用者の約9割が無料で利用しています。課税世帯は自己負担が出ますが、通所は月4,600円が上限です。
親の収入が多いと利用料は上がりますか?
いいえ。18歳以上の場合、利用料を決める世帯は本人と配偶者のみで、親の収入は含まれません。実家暮らしでも、判定されるのは自分自身の収入です。
利用料以外にお金はかかりますか?
昼食代・交通費・教材費などの実費がかかる場合があります。これは事業所ごとに違うので、見学のときに「利用料以外にかかるお金」を必ず確認しましょう。
生活保護を受けていてもA型は利用できますか?利用料は?
利用できます。生活保護受給世帯は負担上限月額が0円なので、利用料はかかりません。働いて得た給料の扱いは、担当のケースワーカーに相談しておくと安心です。
まとめ ── 札幌のA型の利用料は「基本無料」、見るべきは実費
札幌の就労継続支援A型の利用料は、生活保護・非課税世帯なら0円で、ほとんどの方が無料で通えます。課税世帯でも通所は月4,600円が上限で、18歳以上は親の収入は関係ありません。利用料そのものに事業所差はないので、本当に見るべきは昼食代・交通費などの実費と、障害年金とあわせた月収の全体像です。お金の不安は、見学のときに具体的に聞けば必ず解消できます。あなたのペースで、まずは一歩を踏み出してみてください。
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