「自分なんかが、働いてもいいのだろうか」
朝、目が覚めたとき。求人情報を眺めているとき。誰かが「仕事どう?」と聞いてきたとき。ふとした瞬間に、その思いが胸の奥からこみ上げてくることはありませんか。
障害があるから。何度も失敗してきたから。周りに迷惑をかけてしまうから。そんな理由が頭の中をぐるぐると回って、一歩を踏み出すことが怖くなる——。その気持ちは、あなただけのものではありません。
この記事は、札幌の就労継続支援A型事業所「ネクサスリンク」のスタッフが、同じ悩みを抱える方に向けて書いた手紙のようなものです。答えを押しつけるつもりはありません。ただ、「自分なんかが」と思ってしまうあなたの横に、少しだけ座らせてください。
「自分なんかが」と思ってしまうのは、おかしいことではありません

その気持ちは、真剣に向き合ってきた証拠
「自分なんかが働いていいのか」と感じてしまう人は、実はとても誠実な人であることが多いです。過去に職場でうまくいかなかった経験、体調を崩して仕事を辞めた経験、面接で何度も不採用になった経験——。そうした痛みを知っているからこそ、「もう失敗したくない」「人に迷惑をかけたくない」という思いが強くなります。
裏を返せば、それはあなたが仕事や人間関係に対して真剣に向き合ってきたということです。何も感じない人は、こんなふうに悩んだりしません。
自己否定のループに気づくことが第一歩
「自信がない→動けない→何も変わらない→やっぱり自分はダメだ」。このループに一度はまると、自分ではなかなか抜け出せません。大切なのは、このループの中にいる自分に気づくことです。気づいたからといって、すぐに自信が湧くわけではありません。でも、「あ、自分は今このループの中にいるんだな」と客観的に見られるだけで、少しだけ呼吸が楽になることがあります。
障害者が働く自信をなくしてしまう背景

過去の失敗体験が「自分にはムリ」をつくる
仕事で大きなミスをした、人間関係がうまくいかなかった、体調を崩して退職した——。こうした経験が積み重なると、「働くこと=つらいこと」「自分=仕事ができない人」という思い込みが固定化されてしまうことがあります。ネクサスリンクに見学に来られる方の中にも、「何度も失敗してきたので、もう怖いんです」とおっしゃる方は少なくありません。
ただ、ここで知っておいてほしいのは、その「失敗」が本当に自分だけの原因だったのかということ。職場環境の問題、配慮のなさ、無理な労働条件——。あなたの能力の問題ではなく、環境との「ミスマッチ」だった可能性は十分にあります。
周囲の何気ない言葉が重なること
「障害があるのに大丈夫なの?」「無理しないほうがいいんじゃない?」。心配から出た言葉であっても、繰り返し聞いているうちに「やっぱり自分には難しいのかも」と感じるようになることがあります。家族や友人の言葉は、良くも悪くも心に深く残ります。
ネクサスリンクでも、「家族に反対されている」「周りから止められている」という声を聞くことがあります。その言葉の裏にある「心配」は理解しつつも、最終的に決めるのはあなた自身です。
「迷惑をかけたくない」という優しさの裏側
「自分が入ることで、職場の人に負担をかけてしまうのではないか」。そう考えて動けなくなる方も多くいます。この考えの根っこにあるのは、あなたの優しさです。でも、その優しさが自分自身を追い詰めてしまっていませんか。
就労継続支援A型は、障害のある方が安心して働ける環境を整えている場所です。「迷惑」ではなく、あなたがそこにいること自体が、事業所にとって意味のあることなのです。A型事業所の仕組みについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています:札幌のA型事業所について知る
「自信がないまま」でも働き始めた人たちの話

最初の一歩は「自信があったから」ではなかった
ネクサスリンクに通い始めた利用者の方に、「最初から自信がありましたか?」と聞くと、ほとんどの方が首を横に振ります。「怖かった」「不安だった」「正直、来るのをやめようと何度も思った」。それでも一歩を踏み出した理由は、「自信があったから」ではなく、「今のままではいたくなかったから」というものが多いのです。
自信は、何かを始める前に必要なものではありません。やってみて、小さな成功を積み重ねる中で、少しずつ後からついてくるものです。
小さな「できた」が積み重なるということ
ネクサスリンクでは、EC運営やデータ入力、商品撮影などの業務を行っています。最初は「こんな簡単なこともできないのか」と自分を責めていた方が、3か月後には「今日はこれがうまくいった」と話してくれるようになる——。そんな変化を、スタッフは何度も見てきました。
「できた」は、必ずしも大きなことでなくていいのです。時間通りに出勤できた、ひとつの作業を最後まで終えた、隣の人に「おはようございます」と言えた。そうした小さな積み重ねが、「自分にもできることがある」という感覚をつくっていきます。
働くのが怖いと感じたとき、試してほしいこと

「怖い」を言葉にしてみる
漠然と「怖い」と思っていると、その恐怖はどんどん大きくなります。紙に書き出してみてください。「何が怖いのか」「いつから怖いのか」「最悪の場合、何が起こると思っているのか」。書き出すだけで、頭の中のもやもやが少し整理されることがあります。
もし一人で書き出すのが難しければ、相談員やカウンセラーに話してみるのもひとつの方法です。言葉にする相手がいるだけで、見え方が変わることがあります。
見学や体験利用という選択肢
「いきなり働く」と考えると、ハードルが高く感じます。でも、就労継続支援A型事業所の多くは、まず見学や体験利用ができる仕組みになっています。見学では、実際の作業場の雰囲気やスタッフの対応を見ることができます。体験利用では、数日間だけ実際の業務に参加して、自分に合うかどうかを確かめることができます。
「合わなかったらやめればいい」——そのくらいの気持ちで大丈夫です。ネクサスリンクでも見学・体験は随時受け付けています。働きづらさを感じている方へ向けた記事もありますので、参考にしてみてください:札幌で働きづらさを感じているあなたへ
相談できる場所を知っておく
障害のある方が就労について相談できる場所は、実はたくさんあります。ハローワークの専門窓口、障害者就業・生活支援センター、就労移行支援事業所、そして就労継続支援A型事業所。どこに相談すればいいかわからないときは、お住まいの区の相談支援事業所に連絡してみるのが第一歩です。
札幌市東区であれば、ネクサスリンクに直接ご連絡いただいても構いません。「まだ決められないけど、話だけ聞いてほしい」という段階でも大歓迎です。就労の選択肢については、こちらの記事も参考になります:就労支援の選択肢を知る
札幌で「自分なんかが」と迷っているあなたへ、ネクサスリンクからのメッセージ

「働く価値があるか」ではなく「あなたに合った働き方」を
「自分に働く価値があるのか」——この問いに対して、私たちスタッフがはっきり伝えたいことがあります。働く価値があるかどうかではなく、あなたに合った働き方があるかどうか。それだけです。
世の中には、フルタイムでバリバリ働くことだけが「働く」ではありません。週に数日、短時間から始めることもできます。体調に波があるなら、それに合わせた働き方を一緒に考えることもできます。ネクサスリンクでは、一人ひとりのペースを大切にしながら、EC運営やデータ入力、商品撮影といった業務を通じて「自分にもできることがある」と感じてもらえる環境づくりを目指しています。
精神障がいをお持ちの方で「働ける場所はあるのか」と不安な方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください:精神障がいがあっても、働ける場所があります
ネクサスリンクが大切にしている「寄り添い」
ネクサスリンクは、札幌市東区にある就労継続支援A型事業所です。私たちが一番大切にしているのは、「できないこと」ではなく「できること」に目を向けること。そして、不安や怖さを抱えたまま来てくれた方に「来てよかった」と思ってもらえる場所であることです。
利用者の方から「最初は怖かったけど、ここなら続けられそうだと思えた」と言ってもらえたとき、スタッフとしてこれほど嬉しいことはありません。もし今、A型事業所に行くことが怖い・つらいと感じている方は、こちらの記事も合わせてお読みください:A型事業所に行きたくない朝が続くあなたへ
人間関係に不安がある方には、こちらの記事もおすすめです:A型事業所での人間関係の悩みと向き合う
まとめ
「自分なんかが働いていいのだろうか」。その問いに、明確な答えを出す必要はありません。大切なのは、自信がないままでも、怖いままでも、「ちょっとだけ覗いてみようかな」と思えるかどうか。
ネクサスリンクは、そんな「ちょっとだけ」を受け止める場所でありたいと思っています。見学や相談はいつでも受け付けていますので、気になった方はお気軽にご連絡ください。あなたのペースで、あなたらしい一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。
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