「障害者雇用と一般雇用、どっちがいいんだろう」
「いきなり企業で働くのは不安…」
「ブランクがあるけど、働きたい」
札幌で働きたいと考えているあなたへ。障害があっても働く方法は1つではありません。障害者雇用、一般雇用、そして就労継続支援A型。それぞれに特徴があり、今のあなたに合った選択肢があります。
この記事では、3つの働き方の違いと選び方を解説します。焦らなくて大丈夫。自分のペースで進んでいきましょう。
障害者雇用・一般雇用・就労継続支援A型って何が違うの?

まずは3つの働き方の基本的な違いを整理しましょう。
| 項目 | 一般雇用 | 障害者雇用 | 就労継続支援A型 |
|---|---|---|---|
| 対象者 | 誰でも | 障害者手帳保持者 | 障害者手帳保持者+受給者証 |
| 障害への配慮 | 原則なし | あり(法律で義務化) | あり(個別に対応) |
| 給与 | 求人による | 求人による | 最低賃金保証(札幌1,075円) |
| 勤務時間 | フルタイム中心 | 相談可能 | 週20時間から可能 |
| 雇用契約 | あり | あり | あり |
一般雇用は、障害の有無に関わらず誰でも応募できる一般的な求人です。職種や給与の選択肢は多いですが、障害への配慮は原則として期待できません。
障害者雇用は、障害者手帳を持つ方が対象の雇用枠です。法律で企業に配慮が義務付けられているため、勤務時間の調整や業務内容の配慮を受けやすくなります。
就労継続支援A型は、雇用契約を結びながら働く福祉サービスです。最低賃金が保証され、週20時間から無理なく働けます。将来的に一般企業への就職を目指す方の土台作りの場としても機能しています。
どれが正解というわけではありません。今の自分の状態や目標に合わせて選ぶことが大切です。
札幌には障害者雇用の求人もA型事業所も複数あり、選択肢は広がっています。
「障害者雇用なら安心」とは限らない現実

障害者雇用と聞くと、「配慮してもらえるから安心」と思うかもしれません。
確かに法律で配慮が義務付けられています。でも、現実はそう単純ではありません。
障害者雇用で働く際にチェックすべきポイントは3つあります。
1. 会社全体が障害者雇用に力を入れているか
障害者雇用専用の休憩室があるか、障害者雇用の担当者がいるか、それぞれの障害特性に応じた働き方ができる環境が整っているか。会社全体の姿勢が表れます。
2. 担当者に熱意があるか
「なぜ障害者雇用をしているのか」「どのように戦力として考えているのか」。担当者がポジティブに説明できるかどうかが重要です。
3. 一緒に働く現場の人まで理解があるか
ここが最も重要です。
人事部や担当者は理解があっても、実際に一緒に働く現場の上司や同僚まで障害者雇用について知っているとは限りません。
「どんな配慮が必要か伝わっていなかった」 「最悪の場合、障害者雇用で入社したことすら知らなかった」
こうしたケースも実際にあります。
会社の方針と現場の認識にズレがあると、せっかく障害者雇用で入社しても働きづらさを感じることになります。
札幌の企業でも同じです。大手企業だから安心、中小企業だから不安、というわけではありません。だからこそ、職場見学や面接の際にしっかりと見極めることが大切なのです。
一般雇用で障害を隠して働くのは、正直しんどい

一般雇用には「クローズ就労」と「オープン就労」があります。
クローズ就労は、障害があることを企業に伝えずに働くこと。オープン就労は、障害を開示して働くことです。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の調査によると、1年後の職場定着率は以下の通りです。
- 障害者雇用(障害者求人): 70.4%
- 一般雇用・障害開示: 49.9%
- 一般雇用・障害非開示(クローズ就労): 30.8%
出典:
https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku137.html
https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/p8ocur0000000nub-att/houkoku137.pdf
クローズ就労の定着率の低さが目立ちます。
なぜ続かないのでしょうか。
体調が悪くても言えない。配慮を求められない。「なんでこんなこともできないの?」と言われても説明できない。周囲は障害のことを知らないから、理解してもらえない。
無理を続けると体調が悪化します。結果的に退職し、自信を失う。そんな悪循環に陥りやすいのです。
一般雇用が悪いわけではありません。経験があり、体調が安定している方にとっては選択肢の1つです。
でも、「自分は大丈夫だろう」と準備なしに飛び込むのは危険です。特にブランクがある方、体調に波がある方は、慎重に考えた方がいいでしょう。
まずは就労継続支援A型で「働く土台」を作ろう

「いきなり企業で働くのは不安」
そう感じているなら、就労継続支援A型から始めるという方法があります。
A型は「訓練の場」じゃなく「ちゃんとした職場」
就労継続支援A型は、雇用契約を結んで働く場所です。最低賃金も保証されます。
「訓練」や「リハビリ」ではありません。実際の仕事をして、給料をもらう職場です。
でも、一般企業よりも配慮が手厚い。それがA型の特徴です。
「逃げ」ではありません。戦略的な準備です。
A型でできること
1. 無理のないペースで働ける
週20時間からスタートできます。体調に合わせて勤務時間を調整できる事業所も多くあります。
在宅勤務に対応している事業所もあります。
2. 小さな成功体験を積める

実際に札幌のA型事業所ネクサスリンクを利用している方のお話です。
「躁鬱で一時はドクターストップがかかっていました。1年間ずっと在宅で、体を休めながらお仕事に取り組んできました。
『少しずつ取り組んでいけばいい』
そう言ってもらえて、まずは『今日は勤務できた』からスタート。次は『今日は1つの仕事ができた』。
そうやって小さい成功を積み重ねることで、少しずつ自信に繋がっていくことを覚えました。
2026年からは通所することを目標に、少しずつお仕事に取り組んでいます。毎日が楽しいです」
このように、自分のペースで段階的にステップアップできるのがA型事業所の大きな特徴です。
3. 実務スキルが身につく
A型事業所の仕事内容は事業所によって異なりますが、将来に役立つスキルが身につく作業を行っているところもあります。
例えば:
- EC作業(ネットショップ運営)
- データ入力
- Webデザイン
- 動画編集
こうしたスキルは、将来企業で働く際にも活かせます。
関連記事:うつ病からの復職を考える方へ|札幌では段階的な就労という選択があります
4. 生活リズムが整う
朝起きて出勤する。報告・連絡・相談をする。チームで働く。
こうした基本的なビジネスマナーや生活リズムが自然と身につきます。
全ての土台は「継続して通える」ことです。A型ならその土台を無理なく作れます。
札幌でA型から企業就職に進んだ人もいる

就労継続支援A型は、ずっとそこで働き続ける場所ではありません。
土台を作って、ステップアップしていく。そんな場所です。
A型から一般企業へのステップアップの流れ
- A型で土台作り(6ヶ月〜1年程度)
- 生活リズムの構築
- 勤怠の安定
- 実務スキルの習得
- 勤怠が安定してくる
- 週20時間→週30時間→フルタイムへ
- 体調の波が小さくなる
- スキルと自信がつく
- 「できること」が増える
- 「働ける」自信が持てる
- 企業への就職活動
- 障害者雇用枠での応募
- 場合によっては一般雇用も視野に
- 就職後も相談できる
- 事業所によっては定着支援を行っている
札幌のA型事業所からも、一般企業への就職実績があります。ステップアップを希望する方を応援している事業所も多くあります。
A型で準備してから就職すると定着しやすい
先ほど紹介したデータで、障害者雇用の1年後定着率は67.2%でした。
A型で十分に準備してから就職すれば、勤怠も安定し、働く自信もついています。配慮が必要な部分も自分で説明できるようになります。
結果として、長く働き続けられる可能性が高まります。
焦って就職して短期間で辞めるよりも、しっかり準備してから就職する方が、長い目で見れば近道かもしれません。
札幌でA型事業所を選ぶならここを見て

「就労継続支援A型で働いてみようかな」
そう思ったら、次は事業所選びです。札幌にはいくつものA型事業所があります。
見学の際にチェックしたいポイントを4つ紹介します。
1. 将来に役立つ仕事ができるか
単純作業だけの事業所もあれば、スキルが身につく作業を行っている事業所もあります。
将来的に企業就職を考えているなら、実務的なスキルが身につく作業内容の事業所を選ぶといいでしょう。
例えば、EC作業(ネットショップ運営)に特化している事業所なら、商品登録、在庫管理、顧客対応など、実務的なスキルが学べます。
関連記事:ネットショップの裏側を支える!札幌のA型事業所での働き方
2. 通いやすい場所か
札幌は広いです。冬の通勤を考えると、アクセスの良さは重要です。
駅から遠いと、雪の日や吹雪の日は大変です。体調が万全でない時はなおさらです。
駅直結や駅近の事業所なら、天候に左右されずに通えます。
関連記事:札幌で障害者就労支援を選ぶなら、働く「場所」も大切。東区役所前駅直結という選択
3. 自分のペースで働けるか
在宅勤務の相談ができるか。勤務時間の調整は可能か。個別に対応してくれるか。
体調に波がある方にとって、柔軟性は大切です。見学の際に確認してみましょう。
4. 職場の雰囲気は良いか
実際に見学してみないとわからないことがあります。
設備は整っているか。休憩スペースはあるか。食事の提供はあるか(100円で提供している事業所もあります)。
そして、利用者やスタッフの雰囲気。ここが一番大切かもしれません。
自分が毎日通うことをイメージして、「ここなら続けられそう」と思える場所を選びましょう。
関連記事:【2025年版】時給1,075円!札幌の就労継続支援A型で一人暮らしはできる?給料と生活費を徹底シミュレーション
あなたに合っているのはどれ?簡単チェックリスト

3つの働き方、それぞれに向いている人の特徴をまとめました。
就労継続支援A型がおすすめ
- 働くことにブランクがある
- 生活リズムが不安定
- 短時間・在宅から始めたい
- 少しずつ自信をつけたい
- スキルを身につけたい
- まずは週20時間から働きたい
障害者雇用がおすすめ
- 勤怠が安定している
- 週5日勤務できそう
- 企業で働いた経験がある
- 配慮を受けながら働きたい
- A型や移行支援での経験がある
一般雇用がおすすめ
- 配慮はほとんど不要
- フルタイムで働ける
- 体調管理が十分できる
- やりたい仕事が明確
- 自己管理がしっかりできる
どれが正解、ではありません。
今の自分に合ったものを選びましょう。そして、状況が変われば選択を変えてもいいのです。
焦らなくていい。自分のペースで選ぼう

働き方は1つじゃありません。
今すぐ企業就職じゃなくてもいい。まずは就労継続支援A型から始めて、土台を作る。勤怠が安定したら障害者雇用にチャレンジする。そうやってステップアップしていく道もあります。
逆に、「自分には一般雇用が合っている」と思うなら、それを選んでもいい。大切なのは、自分の状態を正直に見つめて、無理のない選択をすることです。
札幌には選択肢がたくさんあります。障害者雇用の求人も、A型事業所も、複数あります。
まずは見学から始めてみませんか?
実際に足を運んで、雰囲気を感じて、話を聞いて。そこから「自分に合っているかも」と思える場所を見つけてください。
札幌で就労継続支援A型を検討している方は、ぜひ一度見学にお越しください。東区役所前駅直結、EC作業を中心とした実務的なスキルが身につく環境で、あなたのペースで働く土台を作りませんか?
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