「几帳面で真面目なのに、なぜか不安で…」
28歳、美咲さんの新しい一歩
「お客様、申し訳ございません。在庫の確認をさせていただきますので、少々お待ちください…」
札幌市内のアパレルショップで働く美咲(28歳)は、笑顔で接客をしながら、心の中で小さくため息をつきました。
在庫確認の電話をしなければならないからです。
「また声が震えてしまうかも…」
「聞き間違えたらどうしよう…」
「メモを取り忘れたら…」
次々と湧き上がる不安に、手のひらから冷や汗が。
接客は得意なはずでした。お客様の「ありがとう」の言葉が、何より嬉しかった。でも、電話、新商品の研修、在庫管理…。新しいことに直面するたび、過度な緊張と不安に襲われます。
「美咲さんって、几帳面で真面目よね」
「もっと自信を持っていいのに」
同僚からの言葉も、逆に重荷になっていきました。
休憩室で偶然目にした雑誌の特集。
『不安障害という病気』
そこには、自分の症状にそっくりな描写が。
・電話やメールの送信前に強い不安を感じる
・些細なミスを極度に心配する
・新しい環境に慣れるまで強いストレスを感じる
・「神経質な性格」と片付けられがち
「もしかして、これって…」
記事を読み進めるうち、これまでモヤモヤとしていた違和感が、少しずつ形になっていきました。
「社会不安障害の可能性が高いですね」
心療内科での診断は、不安であると同時に、少しだけ希望も見えた瞬間でした。
「では、これからどうすれば…」
そんな美咲の問いかけに、主治医が提案したのが、就労継続支援A型事業所という選択肢でした。
「ネクサスリンクでは、IT分野での就労支援を行っています」
見学に訪れた施設で、支援員の山田さんはそう説明してくれました。
「アパレルとは全然違う分野ですが…」
「だからこそ、美咲さんの几帳面さや慎重さが、とても活きる仕事だと思うんです」
事務作業やwebデザインの現場を見学しながら、美咲は少しずつ、自分の可能性が広がっていくのを感じていました。
「ここなら、私にもできるかもしれない…」

それから3ヶ月。
「美咲さん、この画像加工、とても丁寧な仕事ですね」
以前は「神経質」と言われた性格が、ここでは「丁寧」という評価に変わります。
電話対応が少ない業務環境、一つひとつ確認しながら進められる作業、理解ある支援員のサポート。
新しい環境にも、少しずつ慣れてきました。
「次は、webデザインの基礎も学んでみたいです」
支援員の山田さんに、そう相談する自分が不思議です。
これは、ある方の体験をもとにした物語です。
実際、ネクサスリンクには、似たような不安や悩みを抱えながら見学に来られる方が多くいらっしゃいます。
「几帳面すぎる」 「心配性な性格」 「神経質すぎる」 そう言われ続けてきた特徴が、実は適切なサポートがあれば強みに変わることもあるのです。
決して一人で抱え込む必要はありません。
まずは、あなたのペースで、新しい一歩を考えてみませんか?
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