「就労継続支援B型の事業所を探しているのに、札幌では新しいところが開設されないって本当?」
そんな疑問をお持ちの方へ。実は札幌市では2025年12月から、B型事業所の新規開設が原則停止されています。
この記事では、総量規制の具体的な内容と、今から就労支援を探す方にとっての選択肢をお伝えします。
札幌市で就労継続支援B型事業所の新規開設が停止された理由
札幌市は令和7年(2025年)12月1日付の指定をもって、就労継続支援B型の新規事業者指定を原則一時停止しました。
理由は明確です。B型事業所の供給量が、札幌市の計画で定めた「必要な量」を大きく超えてしまったからです。
数字で見る供給過剰の実態
札幌市が公開しているデータを見ると、状況の深刻さが分かります。
| 時期 | 事業所数 | 計画見込量 | 実際の供給量 |
|---|---|---|---|
| 令和6年3月 | 577ヶ所 | 148,750人分 | 255,391人分 |
| 令和7年3月 | 656ヶ所 | 228,843人分 | 288,948人分 |
| 令和8年3月(想定) | 714ヶ所 | 252,991人分 | 314,495人分 |
供給量が計画の約1.24倍に達しています。わずか1年で事業所数が79ヶ所も増えた計算です。
これだけ事業所が増えると、利用者の取り合いになってしまいます。結果として、事業所の経営が不安定になったり、支援の質が下がったりする懸念があるのです。
札幌市の総量規制の具体的な内容(B型事業所)
新規開設だけでなく、既存の事業所にも制限がかかります。
規制の対象となるのは以下の通りです。
新規開設の停止 新しくB型事業所を立ち上げることができません。令和7年12月1日以降の指定申請は原則として受け付けられていません。
定員増加も不可 既にある事業所が「利用者を増やしたいから定員を増やそう」と思っても、それも認められません。
従たる事業所の設置も不可 既存事業所が別の場所に支所のようなものを作ることもできません。
例外として認められるのは、令和7年10月30日より前に従業員の雇用契約や物件契約を結んでいて、特別な事情がある場合のみです。ただし契約書などの客観的な証拠が必要です。
札幌市B型事業所の総量規制はいつまで続くのか?
「じゃあ、いつになったら新しいB型事業所ができるの?」
残念ながら、再開時期は決まっていません。
札幌市のウェブサイトには「指定再開の有無や時期については、国のガイドライン策定の動きなどを踏まえ、事業者の就労支援の質や利用者ニーズ等も勘案し、慎重に検討します」と書かれています。
つまり、国の方針が固まるまで待つ必要があるということです。
参考までに、同じく総量規制を導入している京都市では、令和7・8年度は規制を続けて、令和9年度以降は公募制に移行する方針を示しています。しかし札幌市は具体的な時期を明言していません。
札幌の既存B型事業所には令和9年から厳しい基準も
新規開設の停止だけではありません。既にあるB型事業所にも厳しい目が向けられています。
札幌市は令和9年4月以降、条例で定められた基準を守っていない事業所については、指定を更新しない方針を打ち出しています。
具体的には以下の基準です。
工賃は事業収入から支払うこと 自立支援給付費(国からの給付金)を工賃に充ててはいけません。
月平均工賃は3,000円以上 利用者に支払う工賃の平均が月3,000円を下回ってはいけません。
工賃水準を高める努力 利用者の自立を支援するため、工賃をできるだけ高くする努力が求められています。
これらの基準を満たせない事業所は、令和9年4月の指定更新時に更新が認められない可能性があります。
つまり札幌市は、量だけでなく質も厳しく見ていくということです。
札幌で就労支援を探す方へ:B型以外の3つの選択肢
では、これから就労支援を利用したい方はどうすればいいのでしょうか。
選択肢1:既存のB型事業所を探す
新規開設は停止されていますが、既にあるB型事業所は利用できます。
札幌市内には656ヶ所以上のB型事業所があります(令和7年3月時点)。定員に空きがあれば利用可能です。
ただし注意点があります。人気の事業所は空きが少なく、希望してもすぐには入れないこともあります。また、前述の工賃基準を満たせない事業所は、今後指定更新されない可能性があります。
選択肢2:就労移行支援を検討する
「将来的には一般企業で働きたい」という気持ちがある方には、就労移行支援という選択肢もあります。
就労移行支援は、一般就労を目指す方に向けて、ビジネスマナーやパソコンスキルなどを学べるサービスです。利用期間は原則2年間です。
B型とは違い、工賃は発生しません。その代わり、就職に直結するスキルを集中的に学べます。
選択肢3:就労継続支援A型を検討する
「今すぐ働いて収入を得たい」という方には、就労継続支援A型という選択肢があります。
実はA型事業所は、今回の総量規制の対象外です。新規開設の制限もありません。
B型とA型の違いは?札幌の就労継続支援を比較
「A型ってB型と何が違うんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。大きな違いは「雇用契約の有無」と「給料」です。
B型事業所の特徴
B型は雇用契約を結びません。そのため働く時間や日数を比較的自由に決められます。
体調が不安定な方、週に数日だけ働きたい方、短時間から始めたい方に向いています。
ただし収入は「工賃」という形で支払われます。全国平均は月額約1万6,000円程度です(令和4年度厚生労働省調査)。札幌市の条例では最低月3,000円と定められています。
A型事業所の特徴
A型は雇用契約を結びます。そのため最低賃金以上の給料が保証されています。
北海道の最低賃金は時給1,075円です(令和7年(2025年)10月4日改定)。週20時間働けば月8万円以上の収入が見込めます。
その代わり、ある程度安定して働けることが求められます。一般的には週4〜5日、1日4〜5時間程度の勤務が基本です。
「B型より条件が厳しそう…」と思われるかもしれません。でも、未経験の方でも大丈夫です。最初は短時間から始めて、徐々に慣れていくこともできます。
札幌東区の就労継続支援A型「ネクサスリンク」でネットショップ運営
札幌市東区にある就労継続支援A型事業所「ネクサスリンク」では、ネットショップ運営を中心とした業務を行っています。
地下鉄東豊線の東区役所前駅から徒歩1分という好立地です。
ネットショップ運営の仕事内容
「ネットショップの仕事って難しそう…」
そう思われるかもしれません。でも実は、作業が細かく分かれているので、初心者でも取り組みやすいのです。
商品の写真撮影 スマートフォンで商品を撮影します。最初は指示通りに撮るだけでOKです。慣れてきたら、より魅力的に見える角度を考えるのも楽しい作業です。
商品の出品作業 撮影した写真をネットショップにアップロードします。商品名や説明文を入力する作業です。パソコンの基本操作ができれば大丈夫です。
梱包作業 注文が入った商品を丁寧に梱包します。決められた手順通りに進めるので、迷うことがありません。丁寧さが求められる作業なので、几帳面な性格の方に向いています。
配送準備 梱包した商品に伝票を貼り、発送の準備をします。こちらも手順が決まっているので安心です。
これらの作業は、一つ一つは単純です。でも組み合わせることで、ネットショップ運営という大きな仕事になります。
IT業務中心だから将来につながる
ネクサスリンクの大きな特徴は、IT業務が中心ということです。
パソコンを使った作業、ウェブサイトの更新、データ入力など、現代の仕事に欠かせないスキルを実務を通じて学べます。
「パソコンなんて触ったこともない」という方でも大丈夫です。スタッフが基礎から丁寧に教えてくれます。
IT系のスキルは、将来一般就労を目指すときにも大きな武器になります。多くの企業がパソコンスキルのある人材を求めているからです。
その他の業務も充実
IT業務が中心ですが、それ以外の選択肢もあります。
データ入力や事務作業など、オフィスワーク全般を学べます。将来、事務職に就きたい方にも最適です。
また、ITが苦手な方のために、おしゃれなカフェや厨房での業務も用意されています。接客や調理補助など、人と関わる仕事がしたい方にも対応しています。
働きやすい環境づくり
天井が高く、開放的な事務所です。同じビル内にはダイソーや東光ストアもあり、休憩時間に買い物もできます。
シェフが作るまかないランチが1食200円で食べられるのも魅力です。栄養バランスの取れた食事を安く食べられると、利用者の方から好評です。
札幌のA型事業所ネクサスリンク:まずは見学から始めてみませんか
「自分に合っているか分からない」 「A型事業所ってどんな雰囲気なんだろう」
そんな不安を感じるのは当然です。
ネクサスリンクでは、まず見学や体験から始めることができます。実際に事業所を見て、スタッフと話して、雰囲気を確かめてください。
見学は無料です。気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
就労継続支援A型の申し込みの流れ
A型事業所を利用するには、いくつかのステップがあります。
まず、事業所に問い合わせて見学の予約をします。電話でもメールでも構いません。
見学や体験で「ここで働いてみたい」と思ったら、お住まいの地域のハローワークへ行きます。そこで「ネクサスリンクの求人に応募したい」と伝えて、紹介状をもらってください。
紹介状を持って面接に臨みます。面接では、どんな仕事をしたいか、週に何日くらい働けそうか、などを相談します。
採用が決まったら、お住まいの区役所で受給者証の申請をします。手続きの詳しい方法は、事業所のスタッフが丁寧に教えてくれるので安心してください。
すべての手続きが終われば、いよいよ働き始めることができます。
総量規制の影響は札幌の就労支援全体に及ぶ可能性も
今回の総量規制は、B型事業所に関するものです。でも、これは就労支援全体に関わる大きな流れの一部かもしれません。
国の社会保障審議会では、B型だけでなくA型やグループホームなども含めて、供給量が計画を上回っているという議論が続いています。
つまり、将来的にはA型事業所にも何らかの規制がかかる可能性はゼロではありません。
だからこそ、今のうちに自分に合った事業所を見つけて、安定した働き方を確立することが大切です。
まとめ:札幌でB型が停止中でも就労支援の選択肢はある
札幌市でB型事業所の新規開設が停止されたのは事実です。そして再開時期も決まっていません。
でも、働く場所がなくなったわけではありません。
既存のB型事業所、就労移行支援、そしてA型事業所。選択肢は今もあります。
特にA型事業所は、雇用契約を結んで最低賃金以上の給料が得られるという大きなメリットがあります。総量規制の対象外なので、今すぐ利用を始めることができます。
「働きたいけど、普通の会社は不安」 「体調や障害のことを理解してもらいながら働きたい」 「でもちゃんと収入も得たい」
そんな思いをお持ちの方は、一度A型事業所を見学してみることをおすすめします。
ネクサスリンクでは、あなたのペースに合わせた働き方を一緒に考えます。まずは気軽に問い合わせてみてください。
見学・体験のお問い合わせ

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