「A型事業所に通っているけれど、なんだか合わない」「辞めたいけれど、辞めたら収入がなくなるのが不安」。そう感じて、身動きが取れなくなっていませんか。
A型事業所が合わないと感じたとき、多くの方が「A型を辞めるかどうか」の二択で悩みがちです。しかし実は、今の事業所を辞めて別のA型事業所に移るという選択肢があります。事業所が変われば業務内容も雰囲気もまったく異なるため、A型という制度自体が合わないのではなく、事業所との相性の問題だったということは珍しくありません。
この記事では、札幌でIT特化型A型事業所を運営するネクサスリンクが、A型事業所の転所について、手順や判断のポイントを具体的に解説します。
A型事業所が合わないと感じるよくある理由

「合わない」と感じる理由は人それぞれですが、よく聞かれるのは次のようなケースです。
業務内容が自分に合っていない。 清掃や軽作業の繰り返しが苦痛に感じる方がいる一方で、PC作業のスピードについていけないと悩む方もいます。事業所によって扱う業務はまったく異なります。単純作業が得意な方もいれば、自分で考えながら進める仕事のほうが集中できる方もいるので、業務のミスマッチは決して珍しいことではありません。
人間関係がつらい。 利用者同士の相性や、支援員との関係がうまくいかないケースです。少人数でアットホームな事業所と、大人数で効率重視の事業所では雰囲気が大きく異なります。また、発達障がいの方が多い事業所と精神障がいの方が多い事業所では利用者層も違うため、自分に合った環境かどうかは入ってみないとわからない面があります。
支援が不十分だと感じる。 困ったときに相談できる体制がない、個別の特性に合わせた配慮が受けられないなど、支援面での不満を感じている方もいらっしゃいます。特に令和6年度の報酬改定以降、経営が厳しくなったA型事業所では支援員の数が減っているケースもあり、以前より手薄になったと感じている方もいるかもしれません。
通所の負担が大きい。 自宅から遠い、バスの乗り換えが多いなど、通勤だけで体力と気力を使い果たしてしまうケースです。特に札幌は冬場の降雪や路面凍結があるため、交通アクセスの良し悪しが通所を長く続けられるかどうかに直結します。
これらの悩みに共通するのは、A型の制度そのものではなく、今の事業所固有の環境が原因になっている可能性が高いという点です。
別のA型事業所に変えることはできるのか

結論からお伝えすると、A型事業所は別の事業所に変えることができます。利用期間に制限はなく、転所回数に上限もありません。
A型事業所は雇用契約を結んでいるため、今の事業所を退職してから新しい事業所に入るという流れになります。一般的な手順は以下のとおりです。
まず、新しい事業所の見学・体験を行います。現在の事業所に通いながら、見学や体験に行くことは問題ありません。気になる事業所があれば、退職を決める前に見学しておくのが安心です。
次に、今の事業所に退職の意向を伝えます。A型事業所は雇用契約を結んでいるため、法的には退職の申し出から原則2週間で退職が可能です。ただし、就業規則で「1ヶ月前までに申し出ること」などと定められていることが多いため、早めに確認しておきましょう。
退職が決まったら、相談支援専門員を通じてサービス利用計画の変更手続きを行います。自治体の障害福祉課への届出も必要になりますが、基本的には相談支援専門員や新しい事業所がサポートしてくれます。
新しい事業所の利用が決まれば、雇用契約を結んで通所開始です。
注意点として、退職から次の事業所の利用開始までの間は収入が途切れます。退職前に新しい事業所の目星をつけておくことで、空白期間を最小限に抑えることができます。なお、A型事業所で雇用保険に加入していた場合は、条件を満たせば失業保険を受給できる可能性があります。離職票を受け取ったらハローワークで確認してみましょう。
転所の際に心配されるのが「前の事業所を辞めた理由を聞かれるのではないか」という点ですが、正直に伝えて問題ありません。むしろ、何が合わなかったのかを具体的に伝えることで、新しい事業所の側も適切なサポートがしやすくなります。利用開始の具体的な流れについては「A型事業所の利用開始まで8つのステップ」の記事もご参照ください。
A型事業所を変えるかどうかの判断ポイント

「本当に変えたほうがいいのか」と迷っている方のために、判断のポイントを整理します。
事業所を変えることで改善が期待できるケース
業務内容が合っていないと感じている場合は、転所による改善が見込めます。札幌市内だけでもA型事業所は多数あり、業務内容は清掃・軽作業・食品製造・データ入力・Webデザイン・ECサイト運営など多岐にわたります。自分に合った業務を扱う事業所に移ることで、仕事への意欲が大きく変わることがあります。
人間関係や事業所の雰囲気が合わないケースも、環境を変えることで解決しやすい問題です。少人数の事業所、対面コミュニケーションが少ないPC業務中心の事業所など、自分の特性に合った環境を選ぶことが大切です。対人関係の負担が少ない働き方に興味がある方は「人と話すのが苦手な方へ」の記事もご覧ください。
通所の負担が大きい場合は、自宅から近い事業所や駅直結の事業所に変えるだけで、大きく改善できる可能性があります。
A型以外の選択肢を検討したほうがよいケース
一方で、週20時間以上の勤務自体が体力的に厳しいと感じている場合は、事業所を変えても同じ状況になりやすいため、就労継続支援B型で体調を安定させてからA型に戻ることを検討したほうがよいでしょう。B型からA型への移行については「B型からA型への移行」の記事で解説しています。
また、できるだけ早く一般企業で働きたいという方には、集中的な就職支援が受けられる就労移行支援が向いている可能性があります。それぞれのサービスの違いについては「就労支援サービスの選び方」の記事が参考になります。
判断に迷ったらまず相談を
転所するかどうか決めきれないときは、一人で抱え込まずに周囲に相談してみましょう。相談支援専門員は、利用者の状況に応じて最適なサービスを一緒に考えてくれる専門家です。現在の事業所の支援員に直接言いにくい場合でも、相談支援専門員であれば第三者の立場から状況を整理してくれます。
主治医に相談するのも有効です。体調面から見て今の事業所の勤務ペースが無理をしていないか、別の環境に変えたほうが健康的に働けるかなど、医療の視点からアドバイスをもらえます。
大切なのは、「合わないと感じている自分がおかしいのではないか」と自分を責めないことです。事業所との相性は実際に通ってみなければわからない部分が多く、合わなかったからといって自分に問題があるわけではありません。
札幌で自分に合ったA型事業所を選ぶために確認したいこと

転所先のA型事業所を探す際に、確認しておきたいポイントをまとめます。
業務内容は具体的に何か。 「PCを使った仕事」と書いてあっても、データ入力だけの事業所とWebデザインまで学べる事業所では内容がまったく異なります。見学時に、実際にどんな作業をしているのかを具体的に確認しましょう。
1日の勤務時間と週の出勤日数。 事業所によって1日4時間のところもあれば6時間のところもあります。自分の体調に合った勤務パターンかどうかは、続けやすさに直結します。
通所のしやすさ。 札幌は冬場の天候が通所のハードルになることがあります。駅からの距離やバスの乗り換え回数は、長期的に通えるかどうかに大きく影響します。
利用者の雰囲気と支援体制。 見学だけでは分かりにくい部分ですが、可能であれば体験利用をして、実際の職場の空気感を確認することをおすすめします。支援員への相談のしやすさも大切な判断材料です。
札幌市内のA型事業所について幅広く比較したい方は、「札幌のA型事業所おすすめ比較」の記事をご活用ください。
札幌のネクサスリンクは他のA型事業所からの転所もお受けしています

ネクサスリンクでは、他のA型事業所から移りたいとお考えの方のご相談も歓迎しています。実際に、別の事業所で業務内容や雰囲気が合わなかったことをきっかけにネクサスリンクに移られた方もいらっしゃいます。
ネクサスリンクはIT特化型のA型事業所として、ECサイト運営・商品撮影・画像編集・データ入力・Webデザインなどの業務を中心に行っています。PC作業が中心のため、対面での接客や肉体労働はありません。黙々と自分のペースで作業を進められる環境が特徴です。業務の詳しい内容は「ECサイト運営の仕事内容」の記事でご紹介しています。
東区役所前駅直結でアクセスしやすく、冬場も地下鉄を降りてすぐに通所できます。勤務は週20時間から。通院日の調整にも柔軟に対応しています。専属シェフが作る昼食を200円で提供しており、お昼ごはんの心配なく業務に集中できる環境です。
PC操作が初めての方でも、段階的に業務を覚えられるサポート体制があります。「前の事業所では軽作業だったけれど、次はPC業務に挑戦してみたい」という方も歓迎しています。
「今の事業所が合わないけど、A型自体は続けたい」という方こそ、ぜひ一度見学にいらしてください。見学時にこれまでの経験やお悩みを伺った上で、ネクサスリンクの業務が合いそうかどうかを正直にお伝えします。
まとめ
A型事業所が合わないと感じたとき、「A型を辞めるか・我慢して続けるか」の二択で悩む必要はありません。別のA型事業所に移るという第三の選択肢があります。
事業所によって業務内容も雰囲気も支援体制もまったく異なるため、今の事業所が合わなかっただけで、A型という制度が合わないとは限りません。合わないと感じた原因を整理し、その原因が解消できる事業所を探してみることが大切です。
転所の際には、退職前に次の事業所の見学・体験を済ませておくと、収入の空白期間を最小限に抑えられます。まずは気になる事業所の見学から始めてみてはいかがでしょうか。
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